第3回 学習会に参加して

投稿日時 2007-03-05 | カテゴリ: 研修部

 3月2日(金)北斗市農業振興センターにて、第3回学習会が開催されました。この度の学習会は道南分会では、初の試みである「実践発表会」でした。モニター会員が専門部の先生や学校の先生との連携・協力のもと、それぞれのテーマに沿って1年間家庭で行った支援方法と、その支援によって子供がどのように取り組めたかを発表されました。そして、講師である「それいゆ自閉症支援専門家養成センター」センター長の服巻智子先生にアドバイスを頂く、といったものでした。
 モニター会員の方々が、どのような経緯でテーマ(どんなことに取り組むか)を決め、更にどのような方法で支援していくべきかを話し合い、問題点はその都度対処しながら子供に合った支援を続けてきました。それぞれの家庭で取り組んでいる様子を収めたビデオも交えながら、実に具体的に発表されました。更に会場には実際に使用された支援グッズ(絵カードや写真等)も展示されました。そして発表ごとに服巻先生が取り組んで良かった点や改善点をアドバイスして下さいました。三人の方が発表されましたが、どれも大変参考になりました。
 日頃失敗や訂正・子供に拒否されることに抵抗を感じて、新しいことにチャレンジできずにいる私にとっては、子供に合った支援方法であれば問題は乗り越えられるという勇気をもらいました。また認知度は違っても、視覚支援や構造化が自閉症児者にとって最も有効だということも、モニター会員のお子さんの家庭での様子を見たことで改めて感じました。
 服巻先生が色々とお話下さったアドバイスの中で、「先(発展)を望むよりも、やっていることをやめる勇気も必要」という言葉が強く心に残りました。私もそうですが、「コレができたら次はアレもできるようになってほしい」と思いがちです。子供本人は1つできるようになって、現状でハッピーな状態でいるにもかかわらず、親としてはやはり1つでも多くの事を一人でできるようになってほしいあまりに、支援を発展させて継続してしまいがちです。でもそれをやめることも必要だということを、服巻先生は教えて下さいました。
 当事者親子・学校・専門家がひとつになって、その子にできそうな日常課題を見つけ、一緒に方法を探り、問題を乗り越えながら支援していくといった一連の輪は、どこにでもあって当然のような気はします。しかし現実はそうではなく、むしろこの様な輪が理想的であるとさえ思えます。
 今回のような取り組みが続くこと、そして障がい児者を取り囲む輪が学校・専門機関だけでなく地域にまで広がっていくことを願って、まずは我が子の日常生活を見直して、何に取り組めるかを考えてみようと思った学習会でした。

                                                         江繋 




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